親切のお返しは期待しないでください。
 
人のために何かをする習慣を身につけよう。
まず、そのための練習をする。
 
その練習方法とは、お返しを期待しないで人に何かをしてあげることだ。
 
私たちはつい、何か人のためにしてあげたことに対して、お返しを求めがちだ。
 
『私が食事の支度をしたのだから、彼が食器を洗うべきよ。』とか、
『先週は、僕が子供の世話をしたから今週は彼女にやってもらいたい。』などなど・・・
 
人のために何かをやって、「なぜみんなはいいことをしないんだろう」とか、「お返しをしてくれないんだろう」とか思わない事だ。
 
人のために何かをするときは、それをするだけで穏やかで優しい気持ちになれる。
 
親切な行動は感情を豊かにしてくれる。
自分が人に親切にしたり、人のために何かをしたことで生まれる豊かな感情が、ご褒美なのだ。
 
お返しも、ありがとうの言葉さえいらない。
親切にしてあげたことを、相手に知られなくてもいいのだから。
 
何かをしてあげたときに、相手も何かをすべきだという思い込みは捨てよう。
 
誰かのために、お返しを求めずに何かができたときには、心の中がほっとぬくもる。
 
そのぬくもりがご褒美なのだ。
 
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