人に批判されると、たとえ少しのことでも胸にズキンとくるものだ。
 
「ああ、たいへんだ。」と思い、ものすごく自己防衛に走る。
 
批判というものは、私たちの行動や考え方に対しての他人の観察に過ぎない。
自分が自分をみる視点とは違うのだ。
 
『ほっといてくれよ！』
批判に対して自己弁護をすると、よけいにズキンとくる。
 
攻撃されたと思って自分を守ろうとするか、相手に反論しようとするだろう。
 
自分自身と相手、両方に対して怒りと恨みが頭で渦巻く。
 
これはものすごくエネルギーを使う。
 
一度、誰かに批判されたときに同意して受け入れてみよう。
もちろん、全ての否定的な意見を受け入れて、へこまされるままになる必要はない。
 
相手の批判に同意すれば、その場の緊張がやわらぐし、なにかひとこと言いたいという相手の気持ちも満足することができる。
 
人が自分を見る目のなかに「なんらかの真実」があることに気付いたりする。
 
そして、冷静さを失わない練習にもなる。
 
批判に対して怒りで反応しても、批判は消えないのだ。
 
批判されて怒ったりすると相手は「やっぱり思ったとおりだ。」と考えるだろう。
 
たまには批判に同意してみよう。
なにかに気付いたり、ズキンとくる以上にいいことがあるかもしれない。
 
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